どれだけ偉くなっても「いいね」は嬉しい

Facebook交換のメリットは、相手のパーソナリティが非常によくわかること。そして、積極的な「いいね」によって相手のマインドシェアを高められることにあります。

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1.まずは「いいね」で存在をアピール

相手にとっては、自分の投稿に誰が反応しているかが気になるものです。どれだけ偉くなっても、SNSでリアクションをくれる人はかわいいのです。まずは軽い「いいね」から始め、投稿を読んでいることをアピールしましょう。

2.次にコメントで交流を深める

内容次第ではコメントを残すのもいいです。相手に興味関心をもって質問を投げたり、共感したりすることで、会話が自然に生まれてきます。

「ワインが好き」と書かれていたら、「私もワイン好きなんです。おすすめがあれば教えてください!」とコメントしてみる。そうすると、相手も「この人はワイン好きなんだな」と覚えてくれたり、さらに話題を膨らませてくれたりする可能性が高まります。

3.個別メッセージへと展開し、次の機会につなぐ

コメントのやりとりで盛り上がったら、個別メッセージを送るのも手です。「最近、山梨のワイン祭りに行ってきたんですよ。○○さんの投稿を思い出して、もしよかったら今度一緒にいかがですか?」といった形で、具体的な提案にもつなげやすくなります。

ポイントは焦らず段階を踏むこと。最初からプライベートな誘いをするのではなく、共通の話題で一度きちんと盛り上がってから誘うのがベストです。

「自然な踏み込み方」で相手の心をつかむ

飲み会の最大の魅力は、お互いが少しリラックスした状態でコミュニケーションをとれることです。ただし、いくら非日常な空間だからといって、いきなり相手のプライベートに土足で踏み込むのはNG。まずは仮説をぶつけながら、趣味の話などに近づけていくのが鉄則です。

一度の会食をきっかけに、その後の人間関係が劇的に変わる可能性もあります。相手の立場や状況を尊重しつつ、失礼のない範囲で「もう一歩踏み込んだ質問をしてみる」というバランス感覚を身に付けることが大切です。

ビジネスにおいて結果を出すには、「行動」が不可欠。飲み会で出た情報やアドバイスを翌日にでもすぐ試し、そして報告する。こうした習慣こそが、会食の場を大きなチャンスへ変えてくれます。丁寧な配慮と行動力を武器に、飲み会を単なる宴席から「人間関係を深める場」に変えていただければ幸いです。

(構成=プレジデントオンライン編集部)
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