健康によかれと思われている習慣は、実は寿命を縮める原因かもしれない。肝腎を健康に維持し、元気に長生きする秘訣を2人の名医が解説する――。
特別対談 今すぐ改めるべき肝腎との付き合い方
新常識1 肝臓を健康に保つなら甘くない酒を飲む
【栗原】肝臓にはいくつかの働きがあります。そのうちの一つが、アルコールやニコチンといった有害物資の解毒です。たとえばアルコールなら、まず肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解され、それを酢酸に変化させてから体外に排出しています。こうした役割を知ると、お酒を飲むたびに肝臓に負担がかかり、次第に肝機能が低下して長生きできなくなると考える人は多いでしょう。
しかし、肝臓を長年診てきた医師として、お酒をいたずらに危険視することには賛成しません。私はむしろ、適量のお酒は体にいいというスタンスを取っています。
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